「足の臭いが発生するメカニズムから考える足の臭い防止策」の記事です。
知らず知らずのうちに人を不快にさせてしまう
足の臭い
自分の足がくさいと、
どうして足って臭くなるの?
と疑問に感じてしまいますね。
今回は、「足の臭いがなぜ発生するメカニズムを紹介するとともに、メカニズムから考えて、足の臭いを生んでしまう習慣や、その対応策について書いています。
足の臭いが発生するメカニズムについて
足の臭いの最大の原因は
足のむれ
です。
足の裏には汗腺が集中していて、1日にコップ約1杯分(200cc)の汗をかくといわれています。
ただ、足の裏の汗は本来はにおいません!
足の裏にある汗腺は「エクリン腺」というもので、エクリン腺からでる汗はほとんどが水で構成されています。
なので、足の裏はニオイの元となる余分な成分がほとんどない汗をかきます。
なので、かきたての汗は臭わないのです。
しかし、汗を放置しておくことで、皮膚の雑菌とまざり、臭いの原因である「脂肪酸」という物質に変化します。
さらに、足の裏は角質層が厚く、アカがでやすい部位です。
雑菌は、このアカを栄養分にして繁殖します。
しかも、皮脂腺からの分泌物と混ざると余計に臭いが強くなっていきます。
皮脂腺からの分泌物と混ざり発生する脂肪酸は、
イソ吉草酸(いそきっそうさん)
という、より臭いがきつい脂肪酸となることが多いのです。
このイソ吉草酸は納豆のニオイを生み出す物質の中にも含まれているもので、
足が臭くなる一番の原因
と考えられています。
なので、足が臭くなってしまうのは、
汗をかいたムレた状態で、長時間居続けることが原因になります!
メカニズムから考える足の臭いを引き起こす習慣
臭いが発生するメカニズムから考えると、「長時間のムレ」を引き起こしてしまうと、足の臭いが発生してしまいます。
そして、足のムレが発生する問題点は大きく分けて「靴」「靴下」「足」の3つにあります。
以下の項目にあてはまると、足の臭いが発生しやすくなります。
靴
- 一日中同じ靴を履きっぱなし。
- サイズが合っていない靴を履いている
- 毎日同じ靴を履いている
靴下
- ストッキングなど通気性吸湿性の悪いものを履いている
- 足が湿ったまま靴下を履いている
- スポーツなどで大量に汗をかいた後もそのままでいる
足
- 足の洗い方が不十分
- 通常より大量の汗をかいている
上記を防止することが、足の臭いの発生を防ぐには効果的です。
以下、足の臭いをふせぐための日常のケアの方法を記載していきます。
足の臭いを防ぐ日常のケア方法
日常できるケアに関しても、「靴」「靴下」「足」の3つへの気配りが重要です。
靴
- ストッキングや靴下の替えをいくつか持ち歩き、小まめに履き替える。
- 足が汗をかいていたら、除菌のウエットティッシュでしっかりと拭き取る。
- 足が湿っていたらきちんと乾いてから履く。
- オフィスの中ではサンダルを履くなど、一足の靴を履きっぱなしを避ける。
- 靴を買う時は、通気性の良い靴や機能性のインソールを選ぶ。
- 必ず足のサイズを測ってもらいサイズの合った靴を選ぶ。
靴下
- 靴下だけを一度すすぎをしてから、普通に洗濯機で洗う。
- 五本指ソックスで足の指の間の汗も吸湿する。
足
- 足の指の間、爪の間をきちんと洗う。
- 足を洗う時は保湿目的のボディソープではなく、除菌をメインにした石鹸で洗う。
- 石鹸カスが残らないようしっかり流し、拭き取る。
まとめ
足の臭いに関しては、体から発生する汗などの代謝物が原因というよりも、その代謝物を長い間悪い形で放置しておくことが影響します。
なので、細かいケアをしてあげれば足の臭いは防止することができるということです。
難しく考えず、上記のケアの中から、自分で出来ることを実践していきましょう!
以上、「足の臭いが発生するメカニズムから考える足の臭い防止策」の記事でした。